ジョンです。
澄みわたる青い空。
時代を見守る灯明台。
はい、ここは船橋大神宮。本日は節分です。
というで今回の「あん船こん船」は毎年2/3に開催される
船橋大神宮の節分祭についてレポしたいと思います。
さっそく境内に行ってみると何やらお名前の書かれた木札が。
そう。こちらは本日、豆撒きの段上へ上がる方々です。
こちらは午前の部。
こっちが午後の部。
こうしてみると午前の部の方が人が多いんですねえ。
いつもは扉が閉じている神楽殿ですが、
今日は全力オープンな上に、豆撒き用の増設ステージまであります。
11時からの開始ですが、まずは本殿で玉串奉納などがあるので豆を拾う人はじっとその時を待ちます。
待つこと30分ほど。
本殿からなにやら雅な音が聞こえたかと思ったら神職さんの登場です。
この流れは灯明台祭の時と一緒ですね。
雅な音を奏でる神職さんたち。
生の雅楽を聞けるのもそうそうない機会なので
ちょっとじっくり聴いてしまいます。
神職さんの後に松戸徹市長、氏子さんの年男の方々、
木札のお名前の方々がずらずらずらっと入場されます。
豆撒きの方々が着席された後、
神職の方が登場し神楽殿の奥の扉を開けます。
お神楽の音を合図に船橋市の無形民俗文化財「船橋大神宮神楽」が始まります。
まず最初は「みこ舞」という舞。
これは舞台に神様をお迎えする為の「清めの舞」です。
お面を付けずに舞う「直面(ひためん)」で舞います。
御幣(ごへい)や鈴を持って舞台を清めてゆきます。
次に登場したのは「猿田彦の神様」
猿田彦神については諸説ありますが、一般的には天狗様の姿をしています。
「神様を導く為の神様」で、薙刀や鈴を使い力強い舞は迫力があります。
…待っているお子様たちは猿田彦の神様を「あ、あかおにだー!」と指さしたりしていますが、
こちらは天狗様、神様ですから!メモしといてください!!
猿田彦の神様が舞った後は「恵比寿・大黒の舞」です。
この二柱の神様の舞はなんとも愛嬌があってワタシ大好きなんです。
海の恵みをもたらす恵比寿様、食物や商売の神様である大黒様。
どちらも漁業、農業、商業でにぎわう「船橋」にとって大切な神様ですよね。
ちなみにこちらの「恵比寿・大黒の舞」は節分の時しか舞わないんですって!
恵比寿大黒の舞が終わるとここで一旦本日のお神楽についての説明と
豆撒きの際の説明が入ります。
ようやくメインイベントへの道筋が見えてまいりました。
待ちくたびれたお子様たち、お豆はもうすぐですよ!
そして出てきました青鬼!
荒々しい舞で舞台上を大暴れします。
こちらの舞は「山神の鬼退治」と言います。
それを退治するのが山の神、鍾馗(しょうき)さまです。
鬼より強い神さまとされる鍾馗さまは、掛け軸姿になったり
五月人形になってりと「守りの神さま」として知られています。
鍾馗さまに魔滅(まめ)をぶつけられた青鬼はタジタジになって逃げ出してしまいました。
鍾馗さまつよーい!すごーい!
この後、赤鬼さんも出てきましたが、やっぱり鍾馗さまの魔滅(まめ)で退治されました。
鍾馗さまやっぱりつよーい!すごーい!
赤鬼と青鬼が舞台の下までやってきた所で
豆撒き側の方々が鬼に豆をぶつけ、そしてお客側にむけて豆を巻き始めます。
そうです闘いの火ぶたは切って落とされたのです。
ちなみにこの画像はすでにひと撒きした後なのでなんとなくまったりしてます。
ほら、闘いの火ぶたが切って落とされたので拾ってる時の画像はないのです。
写真とってたら豆は拾えないのです!!
撒かれるのは豆だけではなく、おせんべい、駄菓子類、もち、5円玉などなど。
豆は大豆と落花生が撒かれます。
時々大きな袋のお菓子などが撒かれますが、人波に押されると顔面キャッチする事になるのでご注意を。ね、ご主人。
いやー、ワタシも色々拾わせてもらいました!
おモチでしょー、おせんべでしょー、落花生、大豆、そして5円玉!
縁起モノゲットですぞー。
…とまあ、午前の部は11時から始まり12時半ぐらいに終了しました。
神職さんたちの入場、お神楽の順番などが分かっていれば
待つのもあまり苦ではないと思われますので、もし来年以降参加されるのであれば
ワタシのこのレポを参考になさって頂けるとうれしいなっと。
節分が過ぎればもうすぐ春。
皆さまが健やかな一年を過ごされますように。