「このセミナーは参加しといた方がいいですよ。私も初めて代表の話を聞いたときは衝撃を受けましたよ・・・」
みんなの船橋を運営しているプレアホームの鈴木社長から、そうお声がけいただきましたので、先日「家づくりセミナーin船橋」なるものに参加させていただきました。
「家、、、、買わされたらどうしよう・・・・」
と、若干の怯えと戦闘態勢を身にまとい参加させていただいたのですが、それらは全て杞憂に終わり、逆にとても興味深い内容でしたので、レポートをさせていただきます。
この日、講師を努められたのは、株式会社WELLNEST HOMEの創業者である早田宏徳さんです。
これまで3300棟の住宅引き渡しに関わる実績を持つ。独立後はその経験を活かし、住宅関連事業に年間100を超えるセミナーを開催。
2007年に住宅先進国「ドイツ」で高気密・高断熱住宅の知識や技術を学び、日本でトップクラスの高性能住宅「株式会社 低燃費住宅」を設立。現在もドイツ国交省事務次官ハンス・ヘグナー氏と交流を深めるなど、最先端の技術を日本に普及する活動を続けている。
株式会社WELLNEST HOMEの創業者である早田さんのこの衝撃の一言からセミナーは始まりました。
なぜ、みなさんは家を建てるのか?結婚したから。実家が遠いから。古いし寒いから建て直すetc・・・人によって家を建てる理由はそれぞれ。
サラリーマンの障害賃金は約2.7億円と言われています。家を買う(建てる)というのは、一生の買い物ですよね。
だからこそ「ノリ」で家を建てることはありませんが、慎重に購入した結果、「ソン」をしたというのでは悔やんでも悔やみきれませんよね。おまけに購入後も当然メンテナンス費用も乗っかってきます。
今後の日本は空き家は増える一方だと言われています。そうなると当然売値は下がっていきます。
新築を建てる人は「ソン」をすることが確定・・・なにそれ、ツライ。
「夢のマイホーム」なんて買わない方がいいんじゃないの・・・?賃貸物件で十分なんじゃないの??そう思ってしまいます。
例えば、今住んでいる家の壁の内側を想像してみましょう。壁の外側は掃除をしてキレイになっていたとしても、壁をめくって見ると、このような状態になっている家が多いそうです。
ボロボロやん・・・・。
そう。ここまで壁の内部を攻撃している犯人は、ダニやシロアリです。なぜこいつらが我々の目の届かないところで「うぇ~~~~~い!!」と調子に乗っているかというと、壁の内側が「結露」しているから。
ちなみに、普段自宅で掃除機で掃除をしていて、埃を吸い取ってくれますが、実はこれ、半分は綿ぼこりで半分は「ダニの死骸」だそうです。怖っ・・・。
カビが生えるからカビが調子にのる。その結果、人体にも影響も。アレルギーやアトピーなどの症状がある人は悪化していく。アレルギー科のお医者さんは、これを「ハウスダスト」と呼んでいます。
つまり、カビを発生させなければ、アレルギーやアトピーなどの症状は結構な確率で改善されるということですね。
カビやシロアリを調子に乗らせないためには「結露させない家」にする必要があります。
なぜ室内が結露してしまうのか? それは外気と室内の温度が違うから。夏は外から中へ。冬は中から外へ。湿度は多い方から少ない方へと流れる法則になっています。
その結果、壁の中に湿気が入って結露だらけ。この「壁内結露」がカビやシロアリを発生させ、柱を腐らせていくそうです。地震がきたら一発で倒れる可能性もあるとのことです。結露怖すぎ・・・。
便利で快適な我が家ですが、実は結露をさせるように生活をしているとは・・・。
【注】え~、ここらへん上手く説明できないので、詳細を知りたい方はプレアホームさんまでお問い合わせください(笑)
外気との温度差。そして室内の温度環境なんて、考えたこともありませんでした(笑)
建築界のトップの学者である村上周三さんのデータによると、夏は25度に気温を設定してあげると、学力(記憶力・論理的能力)が118%向上し、冬は24度に設定してあげると学力は115%向上するそうです。
塾に通わせるのもいいけど、温度環境を見直してみるというのも、一つの手ですよね。
住宅先進国であるドイツの学校では、校長の判断で「中止!今日学校中止ね!こんなん授業に集中するわけないやんなぁ〜。かなわんなぁ〜」と休校にもなるそうです。
最先端の国はここまで進んでいるんですね〜。室内温度はここまで重要視されているんですね。
遅れをとるな!日本!! 頑張れ!エライ人!!!
今日の最終便でドイツへ飛ぶのです!
「モリ」とか「カケ」とか、蕎麦の話ばかりしている場合ではないのです。
【補足】編集長は、うどん派ですw
住宅ローンを組んで完済したときには家はボロボロ・・・。そんなの笑うに笑えないし、泣くに泣けないし、この怒りをぶつける矛先も見当たりませんよね。唯一ぶつけられるならば、家を建てる前の無知な自分にだけ・・・。
実際「家を建てて後悔した!」という方も多かったそうです。新築7年目で建て直しをされた方もいたそうです。
冒頭に早田さんがおっしゃっていた「家は建てるべきじゃない」というのは、つまり「資産になりえない家なんか建てるべきではない」と、こういうことだったんです。
みなさんの子供。そのまた子供が育つ時にでも安心して住めるような資産になるような家ではないと、家は建てるべきではない。そういうことだったのです。
結露が発生しない家。つまりメンテナンス費用が格段に抑えられる家。そして今後上がっていくと言われる電気代を抑えるためのゼロエネルギーの家(税金もこれからガンガンあがるよ 泣)。
これこそが、早田さんのおっしゃる「100年住める家」であり、「資産として残せる家」。すなわち「低燃費住宅」です。それが叶えられない家は建てるべきではない。という話も頷けます。
2023年には全国の空き家が30%を超えると言われています。これ以上、資産になりえない家を建てたくもありませんよね。
小さくてもいいじゃない。狭くてもいいじゃない。3世代も4世代も住めるような資産となる家を一緒に作りましょうよ。という言葉に思わず拍手パチパチしまいました(笑)
いかがですか?伝わりましたでしょうか?
だいぶセミナー内容を端折りましたが、あっという間の2時間でした。住宅ローンを組んで手に入れたマイホーム。ローン完済後には住めなくなっている・・・そんなのツラすぎません?
でもさぁ〜、そんな家マジで作れるの? どうやって作るのさ?というのは気になるところです。
早田さんの提案する「低燃費住宅」ですが、実は船橋でも建てられ始めています。
みんなの船橋を運営しているプレアホームさんが「低燃費住宅船橋」という屋号のもと、すでに市内で建築が進められています。
「低燃費住宅?ちょっと気になるかも!」という方は、「低燃費住宅 住宅構造見学会」が6月30日(土)~7月1日(日)まで、船橋旭町にて開催されます。
「未来の子ども達に残せる家を建てたい!」「ゴミになる家なんて建てたくない!」という方は足を運んでみてはいかがでしょうか?