さて、前回の記事ではダートランに挑むのに鍛えるべきおすすめの動力(エネルギー、推進力)としてふくらはぎをピックアップしました。
今回はもう一つのおすすめの動力を紹介します。ちょっとマニアックな部位なので予想して見てください。
というわけで、早速行きましょう。
それは、「足の指」です。
厳密には「足の指で地面を掴む力」です。
この考えに至るのには一つの体験談があります。
私はアラフォー初心者の、メタボ気味なおじさんです。
ある時、20代、30代の、、私からすれば若く、そして筋肉まみれの人ら含め約10人と30m砂浜走を行いました。
見るからに私には勝ち目が無いのですが、私、筋肉まみれの若者よりも速かったのです。何度やっても結果は同じでした。
一人ガチランナーのふくらはぎがエライことになってる人には勝てませんでしたが、ダートおじさんは常に2着で他の人たちには負けませんでした。
この結果は自分自身もびっくりしました。
で、私なりに分析した結果が、足の指先で地面を掴む力なのです。
その当時、仲間内でブームになりつつあったのがボルダリングです。
以前は「ボルダリング?なにそれ?」って風潮でしたが、最近はオリンピックの競技にも選出されたせいか「壁登る的なアレでしょ?」ぐらいまでは、認知度が上がってきたと思います。
で、私はこの砂浜徒競走をしてる頃は、ボルダリングジムの会員になる程、傾倒してました。(すぐやめちゃったけど)
ボルダリングは、その店舗によってコースは色々ですが、私が通ってたジムには、「手を使ってはダメ。足だけで制覇しなきゃあかんコース」があり、これにずっとトライしてました。
このコースには足の指先だけで体制を維持する力、特に親指の力が必要でした。
最初は全く歯が立たずも幾度も繰り返しトライするうちに足の指の掴む力がつき、見事攻略できたのです。
ダートランの最大の特徴はエネルギーを吸収してしてしまう足元の砂にあります。
どんどん逃げていくエネルギー、推進力。
一番地面と近い体の部位。つまり足の指先でギュッと地面を掴み、逃げるエネルギーを少しでも減らし、同時に少しでも多くのパワーを稼ぐというわけです。
確かに砂浜徒競走をしてた際のことを思い出すと、足の指先を使ってギュッと砂を掴んでた感覚があります。
ふくらはぎと違うところは、足の指は普段意識しなければ全く使わない部位なので、少しのトレーニングで直ぐに効果が得られやすいのでは無いか?と個人的には思ってます。
特に道中どこかでスパートしたい!という方にはこの足の指の力は重要ではないか?と思ってます。
というわけで、長くなってしまったので、次回は「足の指先」を鍛える方法とそのパフォーマンスを発揮しやすい装備を紹介していきます。