こんにちは!
最近はじめたカラテでですが、ようやくオレンジ帯をもらえて、ちょとだけ調子に乗っている鈴木です。
マイホーム借り上げ制度の続きを進めていきます。
まずは、前回(B)としてご紹介した、本筋の「マイホーム借り上げ制度」について、です。
何が本筋かと言いますと、、、
もともとこの制度、少子高齢化が進む日本において「空き家の多さ」が問題視されているため、一面としてはその対応策として始まった施策であるということです。
平成25年の空き家の数はこちら↓↓↓
総務省統計局のホームページ
例えば、住んでいた高齢者夫婦がそろって老人ホームなのどに入所したとします。
子供たちは既に独立して家を持ち、空き家ができる。
ご近所に空き家が増えると、近隣住民としては何かと心配になりますし、ご夫婦が頑張って建てた良質な住宅が使われずに放置されることは、何よりも社会的な損失ともいえます。
そんなケースでは、住んでもいない家なのに、毎年固定資産税や都市計画税が課税されるのはもちろん、庭木の手入れや一定の管理費用が必要となってきます。
そうなると、売るか貸すかの選択肢を迫られるわけですが、、、
「売っても残債が返済しきれない」とか、「賃貸人がなかなか決まらない時はどうするのか?」、何年後かに子供たちが戻ってくる予定があり、貸してしまって「子供たちが必要なときに使えなくなったら困る・・・」、そもそも「思い入れのある家を今売りたくない!」など。
また、一般的には、住宅として貸し出した「住宅ローン」の残債がある場合、その家を他人に賃貸して「事業用資産にする」ことについては禁止されていたしります。
このように、さまざまな問題や障害がでてきて思うように進まない、というのが現状ではないでしょうか。
そこで、この制度は少しでもそのような問題の解消を狙って施行されました。
☆この制度を利用することができる条件☆
1)日本国内に住宅を所有する50歳以上の人であること
2)その住宅は一定の耐震性をそなえていること
となります。
耐震性の確認については耐震診断を実施します。
つまり、住まう人が安心して暮らせるような良質な住宅のみ手厚くサポートしようという一面もあります。
☆この制度を利用する方のメリット☆
1)賃貸金額は市価の80%程度になりますが、5億円の国の基金をもとに空室になっても家賃が保証され安定収入が見込めます。
2)「3年ごとの定期借家契約」のため、将来もう一度自分や家族が使いたいという方でも安心です。
3)私たちハウジングライフ(住生活)プランナー(JTI登録者)がしっかり手続きをサポートします。
☆このような家を借りる方のメリット☆
1)良質な住宅を相場より割安な金額で借りることができます。
2)礼金0、敷金0 いわゆるゼロゼロ物件としての条件で借りることが可能です。
3)オーナーの承諾で、壁紙など一定の改修も可能です。
50歳以上で一定の耐震性能をもった中古物件にお住まいの方に関する、本筋の「マイホーム借り上げ制度」の概略、ご理解いただけたでしょうか??
今日は老人ホームに入所する二人暮らしの夫婦の例をあげましたが、次からはこの制度を利用して、どこまで人生の幅が広がる可能性があるのか???
ちょいワルおやじに限ったことではありませんが、この制度の「アクティブ利用」について考えていきます。